バーチャルしろくま
Decentraland用のglTFアイテム作成の手順 (Blender glTF 2.0 Importer and Exporter)

blenderへアドオンの設定
使用blenderは3.0で進めます。
まずはアドオン「Blender glTF 2.0 Importer and Exporter」をダウンロードします。
https://github.com/KhronosGroup/glTF-Blender-IO

「glTF-Blender-Exporter-master.zip」がダウンロードできます。
ダウンロードしたzipファイルをインストールします。私の場合はすでにインストールされていました。blender 3.0 からデフォルトで入っている?特にglTF用に何かした覚えはないので、最初から入っているのかもしれません。
アドオンのインストール

編集→プリファレンスからサイドメニュー「アドオン」を選択。「↓インストール」ボタンからダウンロードしたglTF-Blender-Exporter-master.zipファイルを選択して「アドオンをインストール」ボタンを押してファイルをインストールします。
上記のように「Inport Export : glTF 2.0 format」が見れるようになります。チェックを入れて有効にしてください。
glTFシェーダーのインストール
続いて、のちに質感などを設定するシェーダーファイルについてblenderデフォルトではなく、glTF専用のものが必要なので、ダウンロードしたZIPファイルの中からシェーダーファイルを入れていきます。このシェーダーにしたglbでと、Decentralandへアイテムをもっていったときに正しく表示されませんでした。

最初にダウンロードした「glTF-Blender-Exporter-master.zip」ファイルを解凍しておきます。
次にblenderへ戻って、ファイル→リンクから解答したファイルの以下を指定します。
glTF-Blender-Exporter-master\pbr_node\glTF2.blend\NodeTree\
の中にある「glTF Metallic Roughness」を選択してリンクボタンを押下します。

以上で、前準備は完了です。それでは、モデリングをこなしていきましょう。
モデリングとテクスチャ貼り
モデリング/UV展開/Photoshopでテクスチャ作りを済ませておきます。
glTFの作成の場合は、レンダリングのモードをEeveeではなく、Cycleモードにしておいてください。
マテリアルを設定してテクスチャを貼り付けます

①マテリアルパネルの中から
②「+」を選択し空のマテリアルを作成し、
③シェーダーを新規作成します。
サーフェスがデフォルトのプリンシブルBSDFになります。

前述でシェーダーを追加したので、プリンシブルBSDFをクリックし、glTF用を選択します。

サーフェスがglTF Metallic Roughness になったことを確認し、テクスチャを貼っていきます。
シェーダーを設定していく

画面上部のメニューから「Shading」を選択し、表示を切り替えます。

画面を切り替えたら、Photoshopで作成したテクスチャを読み込みます。
画面下半分のノードエディタ内の何もない部分で「Shift+A」を押下してメニューを出します。

追加メニューから「テクスチャ」→「画像テクスチャ」を選択しテクスチャパネルを追加します。

画像テクスチャパネル内の「開く」からテクスチャを選択します。

そして、「カラー」の●をドラッグし線を伸ばし「BaseColor」とつなげます。

こんな状態になります。見た目もテクスチャが貼られた状態となります。
てかりと凹凸を入れていく
glTF Metallic Roughness 内、MetallicRoughness(テカリ) とノーマル(ノーマル(法線)マップ)へそれぞれテクスチャをつなげてテカリと凹凸を出していきます。

ノーマルマップの作成方法はいくつかあるようですが、私の場合は、Photoshop→エフェクト→3D→法線マップで作成します。

最終的にこんな感じでノードを繋げます。

glbへエクスポート

ファイル→エクスポート→glTF 2.0(.glb/.gltf)を選択します。

フォーマット「glTFバイナリ(.glb)」を選択し、ほかは上記(デフォルト)のままでエクスポートします。
ファイルの確認

エクスポートされたファイルは、Windowデフォルトの3Dビューワーでも確認できます。
完成
builder.decentraland.org を開き、登録すれば、フォール上へ3Dオブジェクトとして配置できるようになります。
